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皮膚マイクロバイオームとスキンケア
Copyright by Skin Flora Academy
Randomized comparative double-blind study assessing the difference between topically applied microbiome supporting skincare versus conventional skincare on the facial microbiome in correlation to biophysical skin parameters.
PMID
36367009
スタディーの内容
ヒト被験者の左右頬で微生物支持スキンケアと従来品を3週間比較し、皮膚微生物と生体物理指標を解析した。
アブストの内容
14名の成人が左右頬に3週間使用。微生物支持(MS)側はユニーク種数やマッピングリード数、Shannon多様性が有意に増加し(p<0.05)、赤みの低下や肌質改善も示した。従来品(BM)は肌質のみ改善。検査は16S遺伝子解析とAntera3Dで行われ、著者はさらなる大規模研究を要すると結論付けている。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、微生物支援型スキンケア製品を使用することで皮膚内細菌群の多様性が向上し、皮膚パラメータも改善されることを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
cutibacterium acnes, staphylococcus epidermidis
Multi-omic approach to decipher the impact of skincare products with pre/postbiotics on skin microbiome and metabolome.
PMID
37534320
スタディーの内容
乾燥肌の被験者が6週間、プレ/ポストバイオティクス含有または非含有の洗浄剤と乳液を使い、皮膚微生物叢と代謝物への影響を多層解析した。
アブストの内容
両群とも皮膚水分は有意に増加した。プレ/ポストバイオティクス群では一部の日和見菌(P. stutzeri、S. anadarae)が減少し、常在菌(S. equorum、S. mitis、H. desiderata)が増加した。糖分解経路の富化や代謝プロファイルの変化が観察され、特にプレバイオティクス群で臨床関連代謝物の変動が大きかった。これらは関連の観察であり因果は示されていない。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、スキンケア製品とスキンマイクロバイオームとの関連性を直接支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
halomonas, pseudomonas, sphingomonas, staphylococcus, streptococcus
sphingomonas anadarae, staphylococcus equorum
Metagenomic insights into the effects of cosmetics containing complex polysaccharides on the composition of skin microbiota in females.
PMID
37593763
スタディーの内容
女性80名の額と頬に、複合多糖類配合化粧品を28日間使った際の皮膚細菌叢変化を16Sで比較解析した。
アブストの内容
複合多糖類配合化粧品を28日間使用すると、基本クリームより額・頬でStaphylococcusとBacillusの相対比率が増え、PropionibacteriumおよびBifidobacteriumは減少した。化粧品は皮膚細菌組成を変えうるが、臨床的効果や因果関係、種レベル・機能的な変化は示されていない。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、化粧品を使用することで皮膚菌群の構成が変化することを直接示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
acinetobacter, bacillus, bifidobacterium, cutibacterium, enterococcus, propionibacterium, ralstonia, staphylococcus
Effects of Investigational Moisturizers on the Skin Barrier and Microbiome following Exposure to Environmental Aggressors: A Randomized Clinical Trial and Ex Vivo Analysis.
PMID
37763018
スタディーの内容
環境攻撃因子下で3種類の保湿剤が皮膚バリアと皮膚微生物叢に与える影響を、110名の臨床試験とex vivo解析で調べた。
アブストの内容
全ての保湿剤は忍容性が良く、皮膚バリア指標と表面水分がベースラインから改善され、試験終了後3日目まで維持された。酵母抽出物を含む水性ジェル(Moisturizer K)は、治療部位で細菌・真菌のリッチネス低下を防ぎ、Staphylococcus epidermidisやRalstoniaなどの常在菌の相対比率変化を高めた。ex vivoではK処理でカスパーゼ14・コラーゲンI・エラスチンが高く、AHRやIL-6は低値であり、Kが微生物叢の調整と多面的なバリア維持を示唆した。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、保湿剤が肌バリア機能とマイクロバイオームに与える影響を調査しており、特に Moisturizer K の使用が皮膚微生物群のバランスを調整し、環境ストレスから皮膚を保護する可能性があることを示しています。これは仮説を直接支持します。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
ralstonia, staphylococcus
staphylococcus epidermidis
The impacts of sodium lauroyl sarcosinate in facial cleanser on facial skin microbiome and lipidome.
PMID
37990616
スタディーの内容
ヒトの顔皮膚を自己対照で、洗顔料成分SLSが皮膚マイクロバイオームと脂質組成に与える影響を解析
アブストの内容
SLS配合の洗顔料を3週間使用しても皮膚の生体物理指標への影響は大きくなく(ポルフィリンは減少)、原核微生物のα多様度が有意に低下し、Acinetobacter等の増加で構造が変化した。真核微生物には有意変化が見られず、脂質組成ではPG・PCが増えセラミドが減少した。菌と脂質の相関は報告されたが有意性は示されていない。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、 Facial cleanser中のSLSが皮膚プロカレプト微生物群の多様性に影響を与えることを示しており、これはハイポテシスを支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
acinetobacter, escherichia, pseudomonas, ralstonia, shigella, streptococcus
Longitudinal analysis of the skin microbiome in association with hand eczema, hand hygiene practices and moisturizer use.
PMID
38419413
スタディーの内容
ヒト(参加者168人)の手背の皮膚微生物を6.5年の縦断で追跡し、手湿疹・手洗い習慣・保湿剤使用との関連を16Sで解析した。
アブストの内容
全般的に6.5年で手の微生物のアルファ多様性は増加し、性差は両時点で認められました。手湿疹はスタフィロコッカス増加と関連し、家庭での頻回手洗いは多様性低下とスタフィロコッカス、コリネバクテリウム等の増加、プロピオニバクテリウム等の減少と関連しました。保湿剤多用も多様性低下や一部細菌の組成変化と関連しました。これらは観察的関連であり因果は示されません。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、保湿剤の使用が皮膚菌群の多様性に影響を与えるという仮説を直接支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
corynebacterium, finegoldia, propionibacterium, pseudomonas, staphylococcus
Influence of Cosmetic Skincare Products with pH < 5 on the Skin Microbiome: A Randomized Clinical Evaluation.
PMID
39709312
スタディーの内容
閉経後女性(皮膚pH>5.5)の前腕に28日間、pH<5の4種類の化粧品を塗布して皮膚微生物叢の多様性と皮膚pHを臨床評価した。
アブストの内容
28日間で皮膚の微生物多様性は未処置部位を含め一貫して増加し、4製品はいずれも多様性を著しく乱さなかった。特にネイティブ藻マスクは皮膚pHを低下させ、Corynebacterium属が減少したが、因果関係や臨床的意義は明確でない。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、低pHの化粧品が使用された際に皮膚微生物群の多様性に悪影響を及ぼさないことを示しており、これは仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
corynebacterium
Microbial Dynamics: Assessing Skincare Regimens' Impact on the Facial Skin Microbiome and Skin Health Parameters.
PMID
39770857
スタディーの内容
26名の女性を対象に、保存料入り(CSP)と保存料無添加(PFP)化粧品を左右顔で比較し、16S解析と3D撮影で皮膚微生物と肌質の影響を調べた。
アブストの内容
Neisseriaceae優勢のサブグループでは保存料無添加(PFP)適用でしわや小ジワ、赤みの有意な減少が報告され、細菌変動と赤み・毛穴・質感の相関がPFPで多く検出された。PFPが皮膚微生物と肌質に 異なる影響を示唆するが、小規模で因果は示されずさらなる研究が必要。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、皮膚微生物群の構成と多様性が化粧品レジメンによって変更されることを支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
corynebacterium, cutibacterium
cutibacterium acnes
Unveiling acne microbiome signatures: the role of the microbiome and the impact of a facewash formula containing plant-derived monoterpenes.
PMID
41118315
スタディーの内容
ニキビ患者と非患者の皮膚マイクロバイオーム差と、植物由来モノテルペン含有洗顔料の4週間介入影響をヒトで調査した。
アブストの内容
本研究はヒト被験者で、ニキビ群が主要細菌負荷増加と微生物多様性低下、脆弱なコミュニティ結合を示すことを確認。植物由来モノテルペン配合洗顔料を4週間使用すると主要菌負荷が減少し、多様性とネットワークの回復が観察され、1週間の中止後も持続したと報告する。ただし抽象のみでは臨床症状改善や安全性などは明示されておらず、因果解釈には注意が必要。
選ばれた理由
論文は顔洗浄剤の使用が皮膚微生物群に影響を与えるという仮説を直接支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
cutibacterium acnes, staphylococcus epidermidis
Randomized comparative double-blind study assessing the difference between topically applied microbiome supporting skincare versus conventional skincare on the facial microbiome in correlation to biophysical skin parameters.
PMID
36367009
スタディーの内容
ヒト被験者の左右頬で微生物支持スキンケアと従来品を3週間比較し、皮膚微生物と生体物理指標を解析した。
アブストの内容
14名の成人が左右頬に3週間使用。微生物支持(MS)側はユニーク種数やマッピングリード数、Shannon多様性が有意に増加し(p<0.05)、赤みの低下や肌質改善も示した。従来品(BM)は肌質のみ改善。検査は16S遺伝子解析とAntera3Dで行われ、著者はさらなる大規模研究を要すると結論付けている。
選ばれた理由
論文は肌微生物群の改善と皮膚生体物理パラメータの改善を示しており、特定の化粧品成分や外用製剤が微生物メタボリック物質の生成に影響を与えるという仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
cutibacterium acnes, staphylococcus epidermidis
Multi-omic approach to decipher the impact of skincare products with pre/postbiotics on skin microbiome and metabolome.
PMID
37534320
スタディーの内容
乾燥肌の被験者が6週間、プレ/ポストバイオティクス含有または非含有の洗浄剤と乳液を使い、皮膚微生物叢と代謝物への影響を多層解析した。
アブストの内容
両群とも皮膚水分は有意に増加した。プレ/ポストバイオティクス群では一部の日和見菌(P. stutzeri、S. anadarae)が減少し、常在菌(S. equorum、S. mitis、H. desiderata)が増加した。糖分解経路の富化や代謝プロファイルの変化が観察され、特にプレバイオティクス群で臨床関連代謝物の変動が大きかった。これらは関連の観察であり因果は示されていない。
選ばれた理由
論文は、プレビオティクスとポストビオティクスが肌の微生物群や代謝物に影響を及ぼし、肌保湿に関連する皮膚水分保持能を向上させるという仮説を直接支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
halomonas, pseudomonas, sphingomonas, staphylococcus, streptococcus
sphingomonas anadarae, staphylococcus equorum
Effects of Investigational Moisturizers on the Skin Barrier and Microbiome following Exposure to Environmental Aggressors: A Randomized Clinical Trial and Ex Vivo Analysis.
PMID
37763018
スタディーの内容
環境攻撃因子下で3種類の保湿剤が皮膚バリアと皮膚微生物叢に与える影響を、110名の臨床試験とex vivo解析で調べた。
アブストの内容
全ての保湿剤は忍容性が良く、皮膚バリア指標と表面水分がベースラインから改善され、試験終了後3日目まで維持された。酵母抽出物を含む水性ジェル(Moisturizer K)は、治療部位で細菌・真菌のリッチネス低下を防ぎ、Staphylococcus epidermidisやRalstoniaなどの常在菌の相対比率変化を高めた。ex vivoではK処理でカスパーゼ14・コラーゲンI・エラスチンが高く、AHRやIL-6は低値であり、Kが微生物叢の調整と多面的なバリア維持を示唆した。
選ばれた理由
論文は保湿剤が肌バリア機能と炎症性皮膚表型に影響を与えるという仮説を直接支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
ralstonia, staphylococcus
staphylococcus epidermidis
The impacts of sodium lauroyl sarcosinate in facial cleanser on facial skin microbiome and lipidome.
PMID
37990616
スタディーの内容
ヒトの顔皮膚を自己対照で、洗顔料成分SLSが皮膚マイクロバイオームと脂質組成に与える影響を解析
アブストの内容
SLS配合の洗顔料を3週間使用しても皮膚の生体物理指標への影響は大きくなく(ポルフィリンは減少)、原核微生物のα多様度が有意に低下し、Acinetobacter等の増加で構造が変化した。真核微生物には有意変化が見られず、脂質組成ではPG・PCが増えセラミドが減少した。菌と脂質の相関は報告されたが有意性は示されていない。
選ばれた理由
論文は、特定の界面活性剤が皮膚微生物群に影響を及ぼし、脂質組成にも変化をもたらすことを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
acinetobacter, escherichia, pseudomonas, ralstonia, shigella, streptococcus
Valorisation of tomato pomace in anti-pollution and microbiome-balance face cream.
PMID
39227423
スタディーの内容
トマト搾りかす由来の油を配合した顔用クリームをヒトボランティアが毎日使用し、皮膚の菌叢・生理的指標・大気汚染への保護性を評価した。
アブストの内容
トマト搾りかす油はリノール酸が優勢(63.6%)、揮発成分にカルボタナセトン(25.8%)を含む。クリーム使用で表皮常在菌のStaphylococcus、Anaerococcus、Cutibacterium(特にS. epidermidis)が増え、Kocuria等の潜在的病原が抑制され、炎症感受性やメラニン量が低下し、大気汚染に対する保護や微生物バランス改善の可能性が示唆された。ただし要旨のみで詳細な人数・期間・統計的裏付けは示されていない。
選ばれた理由
論文は、トマト皮ごとオイルが肌の微生物群バランスに影響を与え、炎症性の肌表型に関連していることを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
anaerococcus, cutibacterium, kocuria, micrococcus, rothia, staphylococcus, veillonella
staphylococcus epidermidis
Efficacy of a topical live probiotic in improving skin health.
PMID
39840452
スタディーの内容
健康な成人96名の顔に28日間BLIS Q24™含有の外用プロバイオティクスを塗布し、参加者の自己評価で肌質変化を検討した。
アブストの内容
参加者自己評価では、10日で黒ずみ48%、皮脂48%、吹き出物等57%などの有意な減少が報告され、28日で小ジワ38%、白ニキビ41%、ニキビ55%などの改善も報告された。全体としてBLIS Q24™含有美容液は肌悩みの見た目改善に好影響を与えたとされるが、評価は主観的である。
選ばれた理由
論文は、BLIS Q24™というプロビオティックを含む化粧品が肌の状態に影響を与えることを示しており、これは皮膚バリア機能と炎症性皮膚症状に関連していると仮説しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
micrococcus
micrococcus luteus
Phytic Acid Improves the Skin Barrier Function in Murine Models of Atopic Dermatitis Through Skin Microbiota-Derived Indole-3-Propionic Acid.
PMID
40631934
スタディーの内容
MC903で誘導したアトピー性皮膚炎マウスに対し、経口・外用のフィチン酸が皮膚微生物や代謝物を通じてバリア機能に及ぼす影響を解析した。
アブストの内容
フィチン酸はMC903誘導マウスで経口・外用いずれでも皮膚バリアを改善した。外用は皮膚常在菌を変化させ、特にStaphylococcus epidermidis増加とインドール類(特にIPA)上昇を伴い、AHRを介してKRT10転写を促しAD表現型を軽減した。ただしマウスモデルでの結果であり、用量・安全性・臨床的移行性はAbstractに記載がない。
選ばれた理由
論文は皮膚微生物由来のメタボリットであるインドール-3-プロピオン酸(IPA)の上昇と、それに伴うアHR活性化およびKRT10転写の促進を明らかにしています。これは特定の化粧品成分が皮膚微生物由来のメタボリットの生産に影響を与えるという仮説を支持します。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
staphylococcus
staphylococcus epidermidis
Skin microbiome as a signature of premature ageing: enhancement with a retinyl propionate-containing topical product.
PMID
40865917
スタディーの内容
40〜50歳の女性を対象に、外見上の早期老化と遅延老化で皮膚微生物の違いを比較し、早期老化群に4週間レチニルプロピオン酸塩外用の影響を調べた。
アブストの内容
早期老化を示す皮膚ではAcinetobacterの増加と、微生物間ネットワークの脆弱化が確認された。レチニルプロピオン酸塩含有の市販外用剤を4週間使用すると、明るさ・弾力・保湿・バリアなどの老化関連皮膚生理が改善し、微生物組成とコミュニティ構造が遅延老化群に近づいた。ただしこれは関連の観察であり因果関係や長期効果は示されていない。
選ばれた理由
論文は、特定の化粧品成分と外用製剤が肌微生物群の微生物メタボリット生産に影響を及ぼし、これにより肌バリア機能と炎症性皮膚表型に関連する証拠を提供しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
acinetobacter
Exploring Microbial and Biophysical Aspects of Dry Skin: In Vivo Test of a Novel Skincare Formulation.
PMID
41273166
スタディーの内容
20人の女性(28–65歳)を対象に、30日間の片側顔試験で新規美容液とプラセボが乾燥肌の皮膚指標と皮膚微生物叢に与える影響を比較した研究
アブストの内容
30日間の使用で、新規美容液は保湿、角層改善、ハリ・弾力向上、ざらつき低下が報告された。微生物面ではプラセボも改善を示す一方、本品のみでCutibacterium acnes増加とPseudomonas koreensis減少が観察された。対象は20人の女性の単盲試験で、効果の大きさや統計の詳細はAbstractに記載されていない。
選ばれた理由
論文は肌保湿作用や細菌叢の再調節効果について述べており、特定の化粧品成分と外用製剤が微生物メタボリック物質の生産に影響を及ぼし、肌バリア機能と炎症性皮膚表型に関連しているという仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, pseudomonas
cutibacterium acnes
Effects of fermented tea seed oil on the skin lipid barrier and microbiome of sensitive skin.
PMID
41319188
スタディーの内容
敏感肌の皮膚脂質バリアと微生物叢に対する発酵茶種子油の効果を、25名の若年中国人女性を対象に二重盲検半顔ランダム化試験と脂質・マイクロバイオーム解析で評価した。
アブストの内容
4週間の使用で保湿改善、赤みと顔のしわの軽減が見られ、皮膚脂質プロファイルも変化した。発酵により製品中のDHA-CoAが増加し修復作用の可能性が示唆された。一方、微生物の多様性や総量は有意変化がなく、P. acnes減少とStreptococcus増加という組成変化が観察された。短期間・小規模の成人女性対象試験であり、因果関係や長期効果は未確定である。
選ばれた理由
論文は、特定の化粧品成分と外用製剤が皮膚微生物群に影響を及ぼし、皮膚バリア機能や炎症性皮膚表型に関連する微生物メタボリットの生産に影響を与えるという仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
propionibacterium, streptococcus
Exploring the microbiota-skin-brain axis: Chicory extract biotransformed into a postbiotic neurocosmetic enhancer of social and sensory experience.
PMID
41427825
スタディーの内容
チコリ(C. intybus)抽出物が皮膚常在菌S. epidermidisを介して皮の感触や情動反応へ与える影響を人試験と培養系で調べた。
アブストの内容
チコリ抽出物配合の化粧品は皮膚のなめらかさを改善し、使用者の興奮や触れた相手の肯定的感情を誘発したとされる。加えて抽出物処理したS. epidermidisは増殖を伴わずにポストバイオティクスを分泌し、神経伝達物質放出を促す可能性が示唆された。ただし因果関係や臨床的な一般化には慎重な解釈が必要。
選ばれた理由
論文はCichorium intybus抽出物が微生物メタボリットの分泌を促し、神経活動に影響を与えることを示しており、これは皮膚バリア機能と炎症性皮膚表型に関連している可能性があるという仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
staphylococcus
staphylococcus epidermidis
Randomized comparative double-blind study assessing the difference between topically applied microbiome supporting skincare versus conventional skincare on the facial microbiome in correlation to biophysical skin parameters.
PMID
36367009
スタディーの内容
ヒト被験者の左右頬で微生物支持スキンケアと従来品を3週間比較し、皮膚微生物と生体物理指標を解析した。
アブストの内容
14名の成人が左右頬に3週間使用。微生物支持(MS)側はユニーク種数やマッピングリード数、Shannon多様性が有意に増加し(p<0.05)、赤みの低下や肌質改善も示した。従来品(BM)は肌質のみ改善。検査は16S遺伝子解析とAntera3Dで行われ、著者はさらなる大規模研究を要すると結論付けている。
選ばれた理由
論文の結果は、マイクロバイオーム支援製品を使用することで皮膚微生物群の多様性が向上し、炎症や肌質改善などの皮膚パラメータも改善されたことを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
cutibacterium acnes, staphylococcus epidermidis
Multi-omic approach to decipher the impact of skincare products with pre/postbiotics on skin microbiome and metabolome.
PMID
37534320
スタディーの内容
乾燥肌の被験者が6週間、プレ/ポストバイオティクス含有または非含有の洗浄剤と乳液を使い、皮膚微生物叢と代謝物への影響を多層解析した。
アブストの内容
両群とも皮膚水分は有意に増加した。プレ/ポストバイオティクス群では一部の日和見菌(P. stutzeri、S. anadarae)が減少し、常在菌(S. equorum、S. mitis、H. desiderata)が増加した。糖分解経路の富化や代謝プロファイルの変化が観察され、特にプレバイオティクス群で臨床関連代謝物の変動が大きかった。これらは関連の観察であり因果は示されていない。
選ばれた理由
論文は、プレビオティクスとポストビオティクスが肌の微生物群や代謝物に影響を及ぼし、乾燥した肌の保湿性を向上させるという仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
halomonas, pseudomonas, sphingomonas, staphylococcus, streptococcus
sphingomonas anadarae, staphylococcus equorum
The effects of topical antimicrobial-corticosteroid combination therapy in comparison to topical steroids alone on the skin microbiome of patients with atopic dermatitis.
PMID
39993425
スタディーの内容
軽度〜中等度アトピー性皮膚炎患者で、外用抗菌薬+ステロイド併用とステロイド単独の皮膚マイクロバイオームとバリア改善を比較した。
アブストの内容
ランダム化された40人の軽〜中等度ADで両治療とも皮疹重症度と皮膚バリアは改善した。AD病変は皮脂減少・Cutibacterium減少・Staphylococcus増加を示し、抗菌薬併用群は皮脂量と細菌叢の回復でより良好な反応を示した一方、ステロイド単独では細菌ディスバイオーシスは改善しなかった。さらなる検討が必要とされている。
選ばれた理由
論文は抗微生物薬とステロイドの組み合わせ治療が皮膚微生物群を回復し、皮膚障壁機能を改善することを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
Unveiling acne microbiome signatures: the role of the microbiome and the impact of a facewash formula containing plant-derived monoterpenes.
PMID
41118315
スタディーの内容
ニキビ患者と非患者の皮膚マイクロバイオーム差と、植物由来モノテルペン含有洗顔料の4週間介入影響をヒトで調査した。
アブストの内容
本研究はヒト被験者で、ニキビ群が主要細菌負荷増加と微生物多様性低下、脆弱なコミュニティ結合を示すことを確認。植物由来モノテルペン配合洗顔料を4週間使用すると主要菌負荷が減少し、多様性とネットワークの回復が観察され、1週間の中止後も持続したと報告する。ただし抽象のみでは臨床症状改善や安全性などは明示されておらず、因果解釈には注意が必要。
選ばれた理由
論文は顔洗浄剤の使用が皮膚微生物群の多様性とネットワークの堅牢性に影響を与えることを示しており、これは仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
cutibacterium acnes, staphylococcus epidermidis
Effects of cosmetics on the skin microbiome of facial cheeks with different hydration levels.
PMID
29193830
スタディーの内容
保湿状態が高い群と低い群の被験者が頬に4週間基礎化粧品を使用し、皮膚微生物群集と水分量・経皮水分蒸散量・粗さを比較解析した。
アブストの内容
4週間の基礎化粧品使用で両群とも皮膚水分は増加し、TEWLと粗さは低下。微生物多様性は低保湿群が高く、使用後はいずれも増加した。Propionibacteriumは高保湿群で多く、化粧品後にはPropionibacterium・Staphylococcus・Corynebacteriumが減少し 、非コアのRalstoniaが増加した。予測機能解析では脂質代謝やキサノバイオティクス代謝関連が増え、Ralstoniaが化粧品成分を代謝する可能性が示唆されたが、機能予測は示唆にとどまる。
選ばれた理由
論文は化粧品の使用が皮膚微生物群に影響を与えることを示しており、これは仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
burkholderia, corynebacterium, cupriavidus, propionibacterium, ralstonia, staphylococcus
Effects of Colloidal Oatmeal Topical Atopic Dermatitis Cream on Skin Microbiome and Skin Barrier Properties.
PMID
32484623
スタディーの内容
軽症〜中等症アトピー性皮膚炎患者を対象に、1%コロイドオート含有クリームと標準保湿剤の皮膚微生物叢とバリア機能を14日間 比較した臨床試験。
アブストの内容
14日後、1%コロイドオート群(n=30)はEASIとAD重症度がそれぞれ約51%・54%低下し、皮膚pH・バリア機能・保湿が有意に改善した。病変部でのスタフィロコッカス属の減少と微生物多様性上昇は傾向として観察され、標準保湿剤群(n=31)は保湿のみ改善。微生物変化の有意性や長期効果は追加検証が必要。
選ばれた理由
論文は、1%のオートミール含有のeczemaクリームが皮膚微生物群の構成と多様性に影響を与えるという仮説を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
staphylococcus
Microbial Reference Frames Reveal Distinct Shifts in the Skin Microbiota after Cleansing.
PMID
33113896
スタディーの内容
前腕にボディウォッシュを1週間適用した際の皮膚微生物変化を30人の白人女性で16S解析した臨床試験
アブストの内容
洗浄によって皮膚微生物組成が即時に変化し、1時間で変化が検出され、1日で新たな動的平衡に達して以降維持されました。保湿成分(サッカライドイソメレート)に特徴的に関連する菌群が確認され、Paracoccus marcusiiは増加、Brevibacterium caseiやRothia mucilaginosaは減少しました。
選ばれた理由
論文は、洗顔が行われた後すぐに皮膚の微生物群構成に変化があることを示しており、これは保湿剤を使用した,topical skincare productsの使用と皮膚微生物群の構成や多様性との関連を支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
brevibacterium, paracoccus, rothia
brevibacterium casei, paracoccus marcusii, rothia mucilaginosa
Effect of the skincare product on facial skin microbial structure and biophysical parameters: A pilot study.
PMID
34713611
スタディーの内容
韓国人女性25名の頬にスキンケア製品を4週間毎日使用した際の顔皮膚の細菌構成と生物物理的指標を調査
アブストの内容
4週間の毎日使用で顔の細菌多様性が増加し、CutibacteriumとStaphylococcusの相対割合が上昇、微生物ネットワークの特定モジュール変化とともに肌の水分量とテクスチャーが改善したと報告する。少人数のパイロット研究で製品詳細や対照群の記載がなく、因果関係や他集団への一般化は限定的である。
選ばれた理由
論文のアブストラクトは、化粧品の使用が顔の皮膚微生物群の構造と皮膚の物理的特性に影響を与えることを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
Changes in the Diversity of Human Skin Microbiota to Cosmetic Serum Containing Prebiotics: Results from a Randomized Controlled Trial.
PMID
32824425
スタディーの内容
ヒト60名を対象に、ガラ クトオリゴ糖(GOS)含有化粧用美容液が皮膚微生物叢と皮膚指標に与える影響を無作為二重盲検試験で評価した。
アブストの内容
8週間の使用で、GOS含有美容液群は水分保持能、TEWL、赤み指標に対照群と有意差が出た。しわ深度とStaphylococcus aureusが減少し、Shannon指数やPediococcusが増加した。著者はGOSが有害菌を抑え有益菌を増やす可能性を示唆するが、効果の大きさや持続性、臨床的意義の一般化には注意が必要である。
選ばれた理由
論文はコスメティックス(ガラクトオリゴ糖)が皮膚の微生物群落に影響を及ぼし、皮膚バリア機能と炎症性皮膚表型に関連する微生物メタボリック物質の生産に影響を与えるという仮説を支 持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
enhydrobacter, pediococcus, staphylococcus
staphylococcus aureus
Prebiotic Colloidal Oat Supports the Growth of Cutaneous Commensal Bacteria Including S. epidermidis and Enhances the Production of Lactic Acid.
PMID
33500646
スタディーの内容
1%コロイド性オートが皮膚常在菌(主にS. epidermidisとS. aureus)の増殖・代謝・遺伝子発現と、保湿剤使用時の角質乳酸量へ与える影響を調べた。
アブストの内容
試験管内でコロイド性オートはS. epidermidisの増殖速度と代謝を促進し、乳酸産生を増やしてpHを低下させた。臨床評価でも1%配合ローションを6週間使用すると角質中乳酸が増加した。遺伝子発現の変化も示唆されるが、多くの知見はin vitroであり臨床効果の直接的因果は限定的である。
選ばれた理由
論文はコロイダルオートが皮膚共生菌の成長、代謝、乳酸生成と遺伝子表达を影響することを示しており、これは保湿剤を使用した臨床観察結果と一致しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
staphylococcus
staphylococcus aureus, staphylococcus epidermidis
Effect of the skincare product on facial skin microbial structure and biophysical parameters: A pilot study.
PMID
34713611
スタディーの内容
韓国人女性25名の頬にスキンケア製品を4週間毎日使用した際の顔皮膚の細菌構成と生物物理的指標を調査
アブストの内容
4週間の毎日使用で顔の細菌多様性が増加し、CutibacteriumとStaphylococcusの相対割合が上昇、微生物ネットワークの特定モジュール変化とともに肌の水分量とテクスチャーが改善したと報告する。少人数のパイロット研究で製品詳細や対照群の記載がなく、因果関係や他集団への一般化は限定的である。
選ばれた理由
論文は化粧品の使用が顔の皮膚微生物構造と皮膚の物理的特性に影響を与えることを示しており、これは特定の化粧品成分や外用製剤が皮膚上の微生物メタボリック物質の生産を影響する可能性に関連しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
cutibacterium, staphylococcus
Assessing the effects of common topical exposures on skin bacteria associated with atopic dermatitis.
PMID
34723253
スタディーの内容
アトピー性皮膚炎関連の皮膚細菌に対し、市販の外用成分が与える影響を培養・マウス・健常人パッチで評価した研究
アブストの内容
多数の外用化学物質に抗菌性があり、非抗菌として売られる製品にも影響が見られた。培養系で健常関連菌を優位にする成分組合せ(例:シトラール+コロフォニウム)を同定し、マウスADモデルおよび健常人のパッチ試験でも類似の効果が示唆された。ただし組合せ最適化や臨床的有益性・安全性の検証が引き続き必要である。
選ばれた理由
論文は化粧品成分や外用製剤が皮膚菌の生産に影響を及ぼし、皮膚バリア機能と炎症性皮膚状態に関連することを支持しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
roseomonas, staphylococcus
roseomonas mucosa
Prebiotic effect of galacto-oligosaccharides on the skin microbiota and determination of their diffusion properties.
PMID
35428999
スタディーの内容
ガラクトオリゴ糖(GOS)が皮膚常在菌と病原菌に及ぼす影響と、化粧品中での拡散性をin vitroで調べた研究
アブストの内容
in vitro実験で、5% GOSはS. epidermidisを促進しS. aureusを抑制しました。二種類の化粧品基剤からGOS成分の拡散係数を測定し、トランスダーマル試験では24時間後も表皮面に留まるこ とが示され、適切濃度で皮膚用プレバイオティクスの可能性が示唆されます。ただし試験は培養と膜モデルで行われ、ヒト臨床データはありません。
選ばれた理由
論文はガラクトオリゴ糖(GOS)が皮膚微生物群に前生物的な効果を持つことを示しており、これは特定の化粧品成分と外用製剤が微生物メタボリック物質の生産に影響を及ぼすという仮説に関連しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
staphylococcus
staphylococcus aureus, staphylococcus epidermidis
Topical Antimicrobial Treatments Can Elicit Shifts to Resident Skin Bacterial Communities and Reduce Colonization by Staphylococcus aureus Competitors.
PMID
28630195
スタディーの内容
皮膚に塗布する抗微生物薬が細菌叢とS. aureus占拠に与える影響をマウスで 経時的に解析した。
アブストの内容
局所抗生物質は塗布直後に皮膚常在細菌の組成を変え、その変化は数日続いた。消毒薬は微小な変化にとどまった。両者とも常在のコア・ブドウ球菌を減少させ(効果はベースライン依存)、処置したマウスは外来S. aureusの定着を受けやすくなった。一方、同種常在菌で事前占拠するとS. aureus量は100倍以上減少した。これらはマウス実験の結果でありヒトへの一般化には注意が必要。
選ばれた理由
論文の結果は、抗微生物薬が皮膚菌群に影響を及ぼし、これによりStaphylococcus aureusの競合種の colonizationが減少し、皮膚へのS. aureusの侵入性が増加することを示しています。
関係する細菌(属レベル)
関係する細菌(種レベル)
staphylococcus
staphylococcus aureus