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腸内細菌叢と皮膚の状態との関係

Copyright by Skin Flora Academy

Dietary Galacto-oligosaccharides Ameliorate Atopic Dermatitis-like Skin Inflammation and Behavioral Deficits by Modulating Gut Microbiota-Brain-Skin Axis.

PMID

38536703

スタディーの内容

GOSがDNFB誘導のアトピー様マウスで皮膚炎と不安・抑うつ様行動に及ぼす効果と作用機序を腸内細菌-脳-皮膚軸で解析

アブストの内容

DNFB誘導マウスでGOS投与はIgEやIL-4/IL-13、IFN-γ、TNF-αの低下とPPAR-γ/NF-κB調節を伴い皮膚炎を軽減し、5-HT・DA・NE・CORTを正常化してFST/TST/OFT/EZMで示される不安・抑うつ様行動を改善しました。腸内ではLactobacillusやAlloprevotellaの増加と糞便中の酢酸・酪酸上昇が観察され、これらと皮膚症状・行動表現型との相関が報告されています。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(特に酢酸とブチロ酸)の腸内細菌群由来の産生が、皮膚炎症反応と表皮バリアの健全性に影響を与えるという仮説を支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

alloprevotella, lactobacillus

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Short-chain fatty acids ameliorate imiquimod-induced skin thickening and IL-17 levels and alter gut microbiota in mice: a metagenomic association analysis.

PMID

39079980

スタディーの内容

マウスの乾癬様炎症(イミキモド誘発)に対し、短鎖脂肪酸投与が皮膚肥厚・炎症マーカー・腸内微生物叢に及ぼす影響を、メタゲノム解析で調べた。

アブストの内容

イミキモド処理マウスで、短鎖脂肪酸は皮膚肥厚、脾重量増加、血清IL-17F上昇を改善し、抗IL-17治療と同等の効果を示した。投与群は糞便微生物多様性が高く、OscillospiraceaeやLachnopiraceae増、MuribaculaceaeやBacteroides減と予測される代謝経路変化が認められた。ただし因果関係や投与条件の詳細はAbstractで不明である。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(SCFAs)が皮膚炎症と表皮バリアの整備に影響を及ぼすことを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bacteroides

​

Chickpea-resistant starch exhibits bioactive function for alleviating atopic dermatitis via regulating butyrate production.

PMID

39909254

スタディーの内容

ひよこ豆由来のレジスタントスターチが、腸内代謝物を介してカルシポトリオール誘発マウスのアトピー性皮膚炎に与える影響を評価した。

アブストの内容

ひよこ豆由来RSはカルシポトリオールで誘発したマウスの臨床症状とTh1/Th2バランスを改善した。抗生剤投与で効果は消失し、腸内でButyricimonas等の増加と酪酸・プロピオン酸の上昇が確認された。アシル化酪酸(だがプロピオン酸は)GPR109Aを活性化し、NF-κB/JNK系のリン酸化を抑えて病変を改善したことが示された。

​選ばれた理由

論文はチクピーの抗酸化物質が腸内細菌叢を介してアトピー性皮膚炎の症状を改善し、バチロートやプロピオン酸などの短鎖脂肪酸の生成を増加させることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium, butyricimonas, faecalibaculum

bifidobacterium pseudolongum, butyricimonas virosa, faecalibaculum rodentium

High-fat diet exacerbates atopic dermatitis through alterations in the gut microbiome.

PMID

41192778

スタディーの内容

高脂肪食がアトピー様皮膚炎に与える影響を、NC/NgaマウスのDNCB誘導ADモデルで腸内細菌変化・糞便移植・酢酸投与を用いて調べた。

アブストの内容

マウスのADモデルで高脂肪食は皮膚の炎症マーカー(Tnfa等)やAD関連因子(Il4等)を増強し、Bacteroides acidifaciensやParabacteroides distasonisの減少と盲腸内の酢酸・プロピオン酸・酪酸低下を伴った。糞便移植で腸内細菌変化と症状悪化の関連が示され、酢酸投与で炎症指標と症状悪化が軽減した。いずれもマウス実験でヒトへの一般化は慎重を要する。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(SCFA)のレベルが低下するとアトピー性皮膚炎の症状が悪化することを示しており、これは仮説に直接一致しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bacteroides, parabacteroides

bacteroides acidifaciens, parabacteroides distasonis

Immunomodulatory and anti-inflammatory effects of agave fructans in atopic dermatitis: gut microbiota and short-chain fatty acid implication.

PMID

41409292

スタディーの内容

アガベ由来フルクタンを経口投与し、DNCBで誘導したラットのアトピー様皮膚炎に対する炎症・免疫・腸内細菌・短鎖脂肪酸への影響を検討。

アブストの内容

アガベフルクタンはラットADモデルで、一部用量で耳腫脹やNF-κB経路を抑制し、血清IgE正常化、肥満細胞・好酸球減少、表皮肥厚改善を示した。掻痒行動は変わらず、皮膚の黄色ブドウ球菌減少や表皮ブドウ球菌回復とともに、腸内でビフィドバクテリウム増加や短鎖脂肪酸変化を誘導。用量により非線形の微生物・代謝調整を伴う免疫制御的効果が示唆された。

​選ばれた理由

論文は腸内細菌群と短鎖脂肪酸の関与を示し、皮膚炎症反応と表皮バリアの整備に影響を与えるという仮説を支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium, lactobacillus, staphylococcus

staphylococcus aureus, staphylococcus epidermidis

Butyrylated Smilax glabra starch relieves atopic dermatitis through gut-skin axis modulation via colon-targeted delivery.

PMID

41477354

スタディーの内容

コロン標的ブチレート供与体(BSGS)が腸–皮膚軸を介して、試験管発酵とアトピー性皮膚炎マウスで効果を示すかを検討した

アブストの内容

BSGSは消化に強く大腸でのブチレート放出を想定し、試験管発酵で短鎖脂肪酸(特にブチレート)を増加させた。ADマウスでは皮膚炎の軽減、血中炎症性サイトカインの低下、腸バリア回復、腸内細菌叢の組成変化(BacteroidesやPrevotellaceae増、Alistipes等減)を示し、ブチレート放出とNF-κB経路抑制(p65/IκBαのリン酸化低下)と関連していた。ただしヒトでの有効性や用量・安全性は示されていない。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(特に酢酸)が腸内細菌叢によって生成され、皮膚炎症と表皮バリアの整備に影響を与えるという仮説を直接支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

alistipes, bacteroides

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Washed microbiota transplantation relieves atopic dermatitis via gut-skin microbiome rebalancing.

PMID

41521300

スタディーの内容

中等度〜重度アトピー性皮膚炎患者23例でWMTの臨床効果と腸・皮膚微生物変化を前後比較した。

アブストの内容

23例での報告では、WMTは58回中5.2%の軽微な有害事象で耐容性良好とされ、SCORAD・EASI・DLQI・掻痒スコアが有意に改善した。好塩基球は減少し他の血液学的指標やサイトカインは概ね安定。腸ではMicrobiome Health Index改善と短鎖脂肪酸産生菌の増加、皮膚ではブドウ球菌優位からAcinetobacterやPerlucidibaca等の増加へ変化し、これらの微生物変化は臨床重症度や全身炎症と逆相関した。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(SCFAs)を生成する微生物の増加が腸内と皮膚の微生物群に影響を与えることを示しており、これは皮膚炎症反応と表皮バリアの整備に関連しているという仮説を支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

acinetobacter, coprococcus, eubacterium, perlucidibaca, staphylococcus

eubacterium coprostanoligenes

Schleiferilactobacillus harbinensis JNDM Postbiotics Alleviate Atopic Dermatitis with Concurrent Changes in Gut Microbiota and Fecal SCFAs.

PMID

42075309

スタディーの内容

DNFB誘導アトピー性皮膚炎マウスに外用したS. harbinensis由来CFSと溶解物の効果を評価

アブストの内容

外用のS. harbinensis由来CFSと溶解物は、マウスのAD様症状や表皮肥厚を軽減しフィラグリン発現を回復。Th2優位の炎症性サイトカインや血清IgE・IFN-γを抑制し、溶解物は肥満細胞浸潤抑制と脾指数低下でより全身効果が強かった。腸内でAlistipes回復とOdoribacter増加抑制を伴い、溶解物は糞便中酪酸を約4倍に増加させ、これらと皮膚バリアの正の関連が示された。ヒトでの検証は必要。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(特に酢酸)の腸内微生物由来性と皮膚炎症反応および表皮バリアの整備との関連を示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

alistipes, odoribacter, schleiferilactobacillus

schleiferilactobacillus harbinensis

Sanyin decoction alleviates psoriasis by reshaping gut microbiota and modulating the gut-spleen-skin axis.

PMID

42078522

スタディーの内容

イミキモドで誘導した乾癬様マウスに経口でSanyin decoction(SYD)を投与し、皮膚病変、腸内細菌叢、短鎖脂肪酸、脾臓と皮膚の遺伝子発現を解析した。

アブストの内容

SYDは乾癬様マウスの皮膚病変と病変スコアを改善し、腸内で短鎖脂肪酸産生菌(g__Lachnospiraceae, g__Rikenella, g__Muribaculum)が増え、糞中酢酸が上昇した。脾臓ではIL‑4発現と制御性T細胞が増加し血中IL‑4も上昇。皮膚ではIL‑17経路が抑制され角化細胞分化関連経路が活性化した。これらは関連を示す所見であり、因果やヒトへの一般化は未検証である。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(特に酢酸)が腸内細菌由来であり、皮膚炎症応答と表皮バリアの整備に関連していることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

muribaculum, rikenella

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Dupilumab therapy improves gut microbiome dysbiosis and tryptophan metabolism in Chinese patients with atopic dermatitis.

PMID

38493690

スタディーの内容

中国人アトピー性皮膚炎患者の腸内細菌叢とトリプトファン代謝を、デュピルマブ投与前後で比較した観察研究

アブストの内容

投薬前のAD患者は腸内に多様性や組成の乱れ(F/B比上昇、ビフィズス菌減少など)が見られ、デュピルマブ16週投与でβ多様性や菌群構造が改善し、ビフィズス菌やRuminococcus gnavus、Coprococcusが増加。トリプトファンのインドール経路関連遺伝子発現と代謝物も増加を示した。変化は症状改善の程度とは大部分独立であり、観察研究のため因果関係は未確定。

​選ばれた理由

論文は Dupilumab 治療がアトピー性皮膚炎患者の腸内微生物群とトリプトファン代謝に影響を与えることを示しており、これは仮説を直接支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium, coprococcus, faecalibacterium, ruminococcus

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IL-33 Induces a Switch in Intestinal Metabolites Revealing the Tryptophan Pathway as a Target for Inducing Allograft Survival.

PMID

39519488

スタディーの内容

IL-33をマウスに投与し、腸内細菌・代謝物(特にトリプトファン経路)とTregや皮膚同種移植生着への影響を解析した。

アブストの内容

IL-33投与はマウスの腸内細菌叢を変化させ(Enterobacteria減少、Lactobacillus増加)、トリプトファン代謝物(Kynurenic acid、5‑HIAA、6‑HNA)を増加させた。MLNでIdoとKat発現も上昇し、Treg頻度が増えた。飲水中のKAは皮膚同種移植の生着を促しTreg増加を伴ったが、因果関係の詳細やヒトへの転用可能性は明確でない。

​選ばれた理由

論文は腸内微生物由来のトリプトファンメタボロミクス(特にカインリジン)が免疫調節に関与し、皮膚移植での受容性に影響を与えることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

lactobacillus

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Anti-Inflammatory Effects of a Mixture of Lactic Acid Bacteria and Sodium Butyrate in Atopic Dermatitis Murine Model.

PMID

29648971

スタディーの内容

アトピー性皮膚炎モデルのマウスに4種の乳酸菌混合物と酪酸ナトリウムを投与し、皮膚炎指標・免疫細胞・腸内細菌変化を評価した

アブストの内容

乳酸菌混合物と酪酸ナトリウムの併用は、耳の厚さや血清ヒスタミン、Evans blue漏出を減少させIL-10を増加させた。腸管と脾・MLNでTh1およびTregの分化が増え、Firmicutes/Bacteroidetes比やTreg誘導に関わる微生物が増加し、マウスでアレルギー症状の予防・軽減が示唆された。ただしマウス実験であり、各成分の個別寄与やヒトへの適用は不明である。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(特に酢酸ベータ)がアトピー性皮膚炎の炎症反応と表皮バリアの健全性に影響を与えることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium, lactobacillus

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Administration of Lactobacillus fermentum KBL375 Causes Taxonomic and Functional Changes in Gut Microbiota Leading to Improvement of Atopic Dermatitis.

PMID

31612141

スタディーの内容

ハウスダストダニで誘発したアトピー性皮膚炎マウスに、糞便由来の乳酸菌Lactobacillus fermentum KBL375を投与し、皮膚症状・免疫応答・腸内細菌叢や代謝物の変化を評価した。

アブストの内容

L. fermentum KBL375投与はAD誘導マウスで皮膚炎スコア、耳・背部の肥厚、血清IgE、肥満細胞・好酸球やTh2関連サイトカインを低下させ、IL‑10やTGF‑βや腸のCD4+CD25+Foxp3+制御性T細胞を増加させた。盲腸の細菌多様性や特定菌属、アミノ酸や短鎖脂肪酸のプロファイルも変化し、代謝物は対照に近づいた。ただし本研究はマウスモデルであり、人への効果や最適投与条件・安全性は明らかでない。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(酢酸、ブチロ酸、プロピオン酸)のレベルが変化し、これらはアトピー性皮膚炎の免疫系を調節する役割があると示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bilophila, dehalobacterium, dorea, lactobacillus

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Antibiotics-Induced Dysbiosis of Intestinal Microbiota Aggravates Atopic Dermatitis in Mice by Altered Short-Chain Fatty Acids.

PMID

31743970

スタディーの内容

幼少期に抗生剤で腸内細菌叢を乱したマウスのOVA誘導アトピー性皮膚炎モデルで、腸内代謝物(SCFA)や免疫細胞を調べた。

アブストの内容

マウスで幼少期の抗生剤投与はOVA誘導アトピーを悪化させ、臨床スコア・TEWL・組織病変が増悪。全身IgEと皮膚IL‑4が上昇し、腸でIL‑17とILC3が増加、SCFA産生とFOXP3⁺細胞は減少。健常糞やプロバイオティクス投与では悪化が抑えられたことから、腸内細菌とSCFAが免疫バランスに関わる可能性が示唆される(マウス実験)。

​選ばれた理由

論文は腸内細菌の異常が短鎖脂肪酸の生成を抑制し、アトピー性皮膚炎の炎症反応と表皮バリア機能に影響を与えることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

lactobacillus

​

Dietary Fiber Inulin Improves Murine Imiquimod-Induced Psoriasis-like Dermatitis.

PMID

37762500

スタディーの内容

マウスのイミキモド誘導性乾癬様皮膚炎に対するイヌリン豊富食の影響と腸内短鎖脂肪酸の関与を解析

アブストの内容

イヌリンを多く含む高繊維食を与えたマウスでは、イミキモド誘導の乾癬様皮膚炎で病変の肥厚や炎症性細胞浸潤、表皮の増殖が減少し、IL‑17系や炎症性因子のmRNAが低下しました。腸内細菌組成が変わり血中・糞中のプロピオン酸が増加し、経口プロピオン酸も一部の炎症指標を改善しました。ヒトでの有効性・安全性は未検証です。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸プロパionateの摂取が炎症反応と表皮バリア機能を modulation するという仮説を支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bacteroides

​

[Construction of a butyrate-producing engineered bacteria and its therapeutic effects on atopic dermatitis].

PMID

42634901

スタディーの内容

腸内で安定的に酪酸を産生するよう設計した大腸菌EcNを作製し、MC903誘導アトピー性皮膚炎マウスで経口投与の効果を検証した。

アブストの内容

酪酸合成遺伝子を導入したEcN(EcN-But)は嫌気発酵で安定的に酪酸を分泌(326.30±19.8 mg/L)し、MC903誘導マウスでEASIスコア低下、表皮肥厚抑制、血清総IgE減少および皮膚の炎症性サイトカイン発現抑制を示した。ヒトでの有効性・安全性や体内での酪酸上昇の直接測定はAbstractに示されていない点に留意が必要である。

​選ばれた理由

論文は短鎖脂肪酸(バutyrate)の産生菌を用いてアトピー性皮膚炎の炎症反応と表皮バリア機能を調節することを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

escherichia, faecalibacterium

escherichia coli, faecalibacterium prausnitzii

Bifidobacterium longum mediated tryptophan metabolism to improve atopic dermatitis via the gut-skin axis.

PMID

35239463

スタディーの内容

B. longum由来のトリプトファン代謝物が腸−皮膚軸を介してアトピー性皮膚炎を改善するかを、培養・動物・臨床で検証。

アブストの内容

B. longum CCFM1029はトリプトファン代謝を高め、インドール系代謝物I3Cを増やしてAHR経路を活性化し、Th2過剰反応を抑えてAD症状を改善したと報告。AHR阻害薬で効果は消失し、便・血中I3C増加やLachnospiraceaeの維持も観察された。ただし臨床の詳細や規模は示されていない。

​選ばれた理由

論文はBifidobacterium longumによるトリプトファン代謝とインドール派生物がアトピー性皮膚炎の症状を改善するメカニズムについて詳しく説明しており、この研究結果は仮説を直接支持しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium

bifidobacterium longum

Early-Life Intervention with Bifidobacterium longum subsp. infantis CCFM1269 Alleviates Atopic Dermatitis in Mice via the Indole-3-Lactic Acid-AHR Signaling Pathway.

PMID

42479854

スタディーの内容

乳幼期にマウスへBifidobacterium longum subsp. infantis CCFM1269を経口投与し、DNFB誘発アトピー様皮膚炎への影響を調べた。

アブストの内容

早期経口投与はマウスのDNFB誘発アトピー様皮膚炎を軽減し、皮膚・耳の肥厚や臨床スコア、血中IgEを低下させた。TSLP・IL‑4・IL‑13を抑えIFN‑γを増やすなどTh1/Th2バランスを調整し、菌が産生するインドール‑3‑乳酸(ILA)が腸—皮膚軸を介して皮膚のAHRおよびCYP1A1を活性化し表皮バリアを強化した。腸内細菌叢の再構築も伴ったが、ヒトでの有効性は示されていない。

​選ばれた理由

論文はindole-3-lactic acid (ILA)がアリラ酸受容体(AHR)を活性化し、皮膚組織でシナジー効果を発揮することでアトピー性皮炎の改善に関与していることを示しています。これは試験管外でのメタボローマティクスと直接関連しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium

bifidobacterium longum

 

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