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化粧品成分と皮膚マイクロバイオーム

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The impacts of sodium lauroyl sarcosinate in facial cleanser on facial skin microbiome and lipidome.

PMID

37990616

スタディーの内容

ヒトの顔皮膚を自己対照で、洗顔料成分SLSが皮膚マイクロバイオームと脂質組成に与える影響を解析

アブストの内容

SLS配合の洗顔料を3週間使用しても皮膚の生体物理指標への影響は大きくなく(ポルフィリンは減少)、原核微生物のα多様度が有意に低下し、Acinetobacter等の増加で構造が変化した。真核微生物には有意変化が見られず、脂質組成ではPG・PCが増えセラミドが減少した。菌と脂質の相関は報告されたが有意性は示されていない。

​選ばれた理由

論文は、 Sodium lauroyl sarcosinate の使用が皮膚プロキARYT的微生物群の多様性に影響を及ぼし、構造変化があることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

acinetobacter, escherichia, pseudomonas, ralstonia, shigella, streptococcus

​

Microbiome of affected and unaffected skin of patients with atopic dermatitis before and after emollient treatment.

PMID

25607704

スタディーの内容

アトピー性皮膚炎患者49例の影響皮膚と非影響皮膚の細菌叢を16Sで解析し、保湿剤投与前後の変化を調べた。

アブストの内容

投与前は影響皮膚でStaphylococcusが過剰に増え多様性が低下していた。84日間の保湿剤で72%が臨床的改善を示し、改善例では影響皮膚の細菌叢が非影響皮膚に近づき、多様性増加とStaphylococcus減少が見られた。Stenotrophomonasが改善例で有意に多かったことから、皮膚微生物群の回復に関与する可能性が示唆されるが、因果関係や機序は未解明でさらなる検討が必要。

​選ばれた理由

論文のアブストラクトは、保湿剤の治療により皮膚微生群が改善され、特にStaphylococcusの減少とStenotrophomonasの増加を示しています。これは、保湿剤の使用が皮膚バリア機能と共生菌の多様性に影響を与えるという仮説を支持します。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

staphylococcus, stenotrophomonas

​

Emollient use alters skin barrier and microbes in infants at risk for developing atopic dermatitis.

PMID

29489859

スタディーの内容

アトピー素因の6か月乳児を対象に、保湿剤使用が皮膚バリア指標と皮膚微生物(頬・前腕の16S解析)に与える影響をランダム化比較した研究。

アブストの内容

長期保湿剤群(n=11)は対照(n=12)より皮膚pHが低く、全採取部位で細菌種数が多くStreptococcus salivarius比率が高かった。S. salivariusはAD非発症乳児で高く、別の年長群でもAD重症度と逆相関が観察された。著者はこれらが保湿剤の予防効果に寄与する可能性を示唆するが、因果関係や臨床転帰の確定はAbstractからは限定的である。

​選ばれた理由

論文の結果は、エモリエンツを使用することで皮膚pHが低下し、細菌群の多様性が増加し、S. salivariusの割合が高まることを示しています。これらの結果は、保湿剤やヒュメカント、セラミドの使用が皮膚バリア機能と共生菌の豊度に影響を与えるという仮説を支持します。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

streptococcus

streptococcus salivarius

Monocentric, Vehicle-Controlled, Double-Blind Study to Assess the Short- and Long-Term Effects of a Ceramide NP C15-Containing Emollient on the Skin Microbiome and the Skin Barrier Function in Sensitive Skin.

PMID

41758783

スタディーの内容

敏感肌の被験者に、セラミドNP C15含有保湿剤が皮膚バリアと微生物叢に及ぼす影響をランダム化二重盲検で評価(50名、6週間、半身適用)

アブストの内容

両製品で自覚症状は改善した。バリア機能が低下していた被験者ではセラミド製剤が経皮水分喪失を有意に低下させた。微生物解析では均等度の上昇とビフィドバクテリウムの有意な増加が見られたが、変化は控えめで探索的解析のため臨床的意義は未確定である。

​選ばれた理由

論文は、セラミドを含む保湿剤が皮膚バリア機能と皮膚微生物群に影響を与えることを示しています。

関係する細菌(属レベル)

関係する細菌(種レベル)

bifidobacterium

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